私の将棋史⑤(大学3年~4年)

私の将棋史

前のブログでは、大学2年時に四間飛車党から居飛車党に転向したところまで書きました。
今回はその続編です。

■棋力四段~五段くらい(大学3年)
ちなみにずっと棋力四段ですが、四段といっても、ものすごく幅があると思います。
同じ四段でも3階級くらいあるイメージを持っています。
(段位の四段だと、最低でも将棋ウォーズの四段~五段くらいは幅があるイメージです。)

居飛車党に転向したことで、振り飛車・居飛車のどちらの立場でも考えることができるようになったので、結果的に大局観の向上につながったと思います。

相居飛車の将棋はいくら勉強しても足りなかったので、定跡を覚えるというよりも、培った大局観を信じて何を指すのが正しいのかを一局一局考えて指すようにしました。
そのため、持ち時間を序盤で使い切ることも多かったと思いますが、長期的に見れば成長するために必要なことだったと思います。

大学3年の5月の東北大会個人戦で優勝し、再度学生名人戦への出場が叶いました。

2度目の学生名人戦は結果から言えば、ちょっと出来過ぎだと思いますが、準優勝となりました。

印象深い対局がいくつかあります。
・2回戦で、高校の全国大会で(勝手に)ライバル視していたWくんと対戦し、勝つことができたこと。
・準々決勝でアマ強豪のIくんに相矢倉250手超の相入玉の将棋を1点差で勝てたこと
・決勝でアマ強豪のIさんに完敗だったものの、90分の持ち時間を使い切ったこと
などです。

全国大会で結果を残せたことで、周りの見方も変わった気がします。
当時アルバイトをしていた栄光ゼミナールが将棋に力を入れていたこともあり、多面指しの講師として渋谷の東急百貨店で行われるイベントに呼ばれたこともありました。

■棋力四段~五段くらい(大学4年)
大学4年時は、あまり将棋に時間を割けませんでした。
正直言えば、この当時は自分の将来の方向性を考えたり、就職活動に時間を優先的に使っていたと思います。

目指すべき方向性を定めて、逆算で何をやっていくべきかという視点は将棋で培われましたが、就職活動やその後の社会人生活にも大いに役立ったと思います。

大学4年時の最後にも全国大会に出場できましたが、9位という結果に終わり、これで大学将棋は引退、社会人になります。

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