私の将棋史②(高校1年~2年)

私の将棋史

前のブログでは、初めて高校の大会に出たところまでを書きました。
今回は続編です。

■初段~二段くらいまで(高校1年生)の続編
初めて高校の大会に出場して敗退した後、優勝したTくんを目標に熱が入ります。
加部道場に毎週通うようになりました。

加部道場には、小学生~おじいちゃんまで、棋力も級位者から県代表クラスの高段者まで、色々な方がいました。

当時、加部先生を除いて一番強かったのは中学生のSくん(当時四段)だったと思うのですが、小学生のA兄弟(当時三段)やNくん(当時三段、後に奨励会に入会)など、若いメンバーの層が厚かった記憶があります。

そのメンバー達と切磋琢磨しながら、加部先生に感想戦に入ってもらうのが、いつものパターン。
結局強い人と指して、強い人に教えてもらうのが一番の上達法だったと思います。

ちなみにFさんという、三段の面白い方がいたのですが、その人に勝てないと一人前じゃない、登竜門的な感じで面白かったです。(私も何回か負けてから勝てるようになりました。)

この頃の勉強法も詰将棋と実戦オンリーでしたが、将棋倶楽部24というインターネット将棋道場で指し始めるのもこの時期でした。
当時は近将道場という実名でネット対戦ができる仕組みがあり、一日数局~多い時には十数局指していました。このサイト上では感想戦のためのチャット機能があり、同じ年で岩手県在住のSくんや、和歌山在住のSくん、一つ下で石川在住のHくんとも仲良くなりました。(その後、彼らはみんな各県の代表になります。)

■三段~四段くらいまで(高校2年生)
三段から四段になるまでが一番長かった気がします。
三段までは実戦と詰将棋でなんとかなったのですが、四段クラスの方になると終盤に入る前に悪くなってしまうので、序盤の知識・感覚が大事だと思い、将棋年鑑で棋譜並べを始めました。

また、この頃にお世話になった本が以下です。
・羽生善治の戦いの絶対感覚
・佐藤康光の戦いの絶対感覚
・森内俊之の戦いの絶対感覚
→大局観を身につけるのに、役立ちました。

・これが最前線だ!―最新定跡完全ガイド
・東大将棋ブックス四間飛車道場シリーズ
→定跡・細かい変化を覚えるのに、何度も勉強しました。
特に「これが最前線だ!―最新定跡完全ガイド」は常に読み込んでいました。

加部先生に飛車落ちを習ったのもこの頃でした。
駒落ちで勝つことがいかに難しいかということと、本筋の指し手・遊び駒を活用することの重要性を学ぶことができました。

高校2年の夏にはTくんの高校の文化祭に行って、Tくんに勝てたことも大きな自信になりました。

高校2年の秋に高校新人戦という大会に出場し、Tくんに決勝で負けたものの、初めて準優勝して東北大会・全国大会に出場することができました。

東北大会はベスト8、全国大会は予選で敗退していましたが、宮城県内からその先を目標に見据える、大きな経験になりました。

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