前のブログでは、高校2年秋の新人戦で全国大会に出場したところまでを書きました。
今回はその続編です。
■棋力四段くらい(高校3年生の頃)
高校3年になり、加部道場ではたまに来るアマ強豪を除けば、たぶんSくんに次ぐ、2番手になっていたと思います。
Sくんは当時同じ四段ではあったものの、実力的には五段格になっていて、全然勝てませんでした。
また、加部先生にも平手で教わることが増えてきましたが、全く勝てなかったことを覚えています。
この頃、少し伸び悩みを感じていました。
将棋は強くなればなるほど伸びづらくなると思うのですが、壁にぶつかっていたんだと思います。
ちょうどその頃に、青葉将棋研究会という研究会に誘われて通いはじめました。
東北大学の強い方や、アマ強豪の方もいたのでとても楽しかったのですが、加部先生に行くなと言われて、納得できなかったのを覚えています。
個人的には色々な場所に行きたかったのですが、方針と異なったようで、それ以来少しだけ疎遠になってしまった時期があるかもしれません。
(誤解のないように補足すると、今でもとても尊敬しています。)
一方、高校の大会では、5月の高校選手権・6月の高校竜王戦の宮城県予選でいずれもTくんに勝って優勝することができました。
高校選手権の全国大会は徳島でした。この大会が、目標を切り替えるいい機会になりました。
私は1回戦を勝ち、2回戦で埼玉代表・前年の新人戦全国2位の強豪、Wくんと対戦。
内容的には良かった将棋でしたが、最後は逆転負けしてしまいました。
その大会はそのままWくんが優勝し、負けず嫌いの私は今度はWくんを目標にしようと決めました。
高校竜王戦の全国大会は福岡でしたが、予選抜けの3回戦でアマ強豪のTくんに負け、私の高校将棋は終わりました。
ここで引退して受験勉強に入るのが普通なのですが、アマ竜王戦の宮城県予選に出場したところ、結果幸いして準優勝することができました。
この時に決勝で負かされた相手が元奨励会員で、今でも大変お世話になっている庄司弘光さんです。
庄司さんはこの時に代表を辞退され、繰り上げで全国のアマ竜王戦に出場することができました。
全国アマ竜王戦は当時の私にとっては実力不相応で、予選2連敗の結果とはなりましたが、アマチュアトップの方々と盤を交えることができ、とても良い経験になりました。