前のブログでは、高校3年時にアマ竜王戦の全国大会に出場したところまでを書きました。
今回はその続編です。
■棋力四段くらい(高校3年生の頃)~大学入学
高校の大会も終わり、引退して受験勉強となりました。
とはいえ、ネット将棋ばかりしていて身が入らず、結果的に志望校の東北大学が無理で、東北学院大学に入学することとなりました。
大学に入学しましたが、高校時代から意識していたライバルのTくんが一緒に入学したことが一番うれしかったです。
また、東北学院大学の将棋部は当時、東北大学に次ぐ2番手で、メンバーも以下の通り、そろっていました。
・1年で同期の Tくん(全国高校選手権ベスト4、四段格)
・3年のあべしん先輩(高校代表、東北地区大学代表など、四段格)
・3年のH先輩(東北地区大学代表など、四段格)
・3年(なぜか4年間一緒)のA先輩(全国高校ベスト8、四段格)
大学将棋は県大会はなく、いきなり東北大会になります。
初めて出場した東北大会は、ちょっと実力不足だったと思うのですが、運よく優勝することができました。
しかし、団体戦は私も東北大学さんに負けて、残念ながら2位どまり。
この後も団体戦はずっと東北大学さんに負け続け、4年間全国大会には行けませんでした。
東北大会の個人戦を優勝し、初めて出場した大学の全国大会、学生名人戦は1回戦負け。
大学将棋は高校よりもレベルが高いことを実感すると同時に、全国で上位に行くためには四間飛車しかできず、居飛車穴熊に苦戦していた自分の将棋を変える必要があることを感じていました。
■棋力四段くらい(大学1年~2年)
大学1年の後半から2年生の時に、1年ちょっとかけて居飛車党に転向しました。
転向した理由はいくつかありますが、将棋の幅を広げたい、四間飛車だけだと飽きてしまっていた、当時、加部先生・庄司さんなど強い人は居飛車党のイメージがあった、同じ四間飛車党のあべしん先輩と話をしていてそう思ったなどです。
また、庄司弘光さんに個別で将棋を教わる機会もあって、居飛車をやってみようかと思うと相談して、賛成してくれたのも大きな理由でした。
最初は対振り飛車から始まり、矢倉、角換わりの順番で勉強しました。
勉強したのは主に以下の本です。
・現代矢倉の思想
・現代矢倉の戦い
・矢倉の急所(1,2巻)
・羽生の頭脳(全巻)
・最前線物語(1,2巻)
この他、棋譜並べを中心に勉強しました。
この時のメインの勉強法は実戦と棋譜並べになっており、棋譜は1-3局程度、毎日欠かさずに並べていました。(棋譜を並べて学んだ指し方を実戦で試してみるというやり方を繰り返しました。)
大学に入ってから、加部道場にはたまに通うくらいになってしまっていたと思いますが、どこかで加部先生に「1局を1時間くらいかけて並べて検討すること」と教えてもらい、その通りに勉強しました。(さすがに1日1-2局でしたが)